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2016年8月22日 (月)

NHKの貧困女子高生報道が騒ぎになっているようで(グロ注意)

こちらで書く内容かどうかは迷ったけれど、身近な問題なので敢えて。
登場した女子高生が「本当は貧困ではない」とか、「高校生活動家?だ」と正論家が騒いでいる。そして彼らの象徴片山さつき議員が、NHKに対して調査を要請したとのこと。最悪だ。
この騒動で気になったのは、なぜ彼らはニュースに出てきた高校生の身元を特定しようとしたのかということ。Twitterまで調べ上げて、高校生が貧困ではないとしている。そして片山さつき議員の登場だ。日本の貧困の基準が下がるのは間違いない。貧乏人は映画も見ていけないのか?高校に通うのが贅沢になるのか?
貧困対策の補助金目当ての団体が、高校生を広告塔に利用しているそうだ。それならその団体が不正を働いていると、追求すればよい。補助金を流用しているとか、活動実態が無いとか根拠を明示して団体を叩けばよい。高校生を攻撃したために、貧困の基準に話が移りつつある。
正論家は「本当に困っている人は助けるべき」と言う。しかし、「本当に困っている人」は永久に存在しないような気がする。何か理由をつけて助けない。徹底的に調べ上げて、国や社会が援助する資格が無いとする。その時、日本人として輝かしい最期を遂げられる覚悟はあるかい?自決するとしても電車に飛び込んだり自室で首つりは迷惑だからダメだぞ。そういう流れが作られている。
そこが恐ろしい。人間だれもが痛いところがあるもの。そこを晒して叩く。最近の異常なまでの「日本は素晴らしい国」という風潮が、出来ることが普通で、出来ないことや失敗への非難に繋がる。
本来ならNHKの報道を利用して、政府に貧困対策を推進するよう後押しするべきだろう。しかし何故か「あの女子高生の貧困は偽者で、本当の貧困はもっと悲惨なものだ」という流れを作った。
彼らは他人が優遇されるのが気に入らない。自分がこんなに大変なのに、声が大きい者が救済されるのが許せないのだろう。自分は黙って従って、おこぼれ来るのを待っているのに、後回しにされたのだから当たり前。
何年か前の生保問題と同じ。あの時も片山さつき議員が出てきて、芸人を吊し上げて喝采を浴びた。生保金額は引き下げられ、彼らの言う本当に困っている人たちの暮らしは厳しくなった。一方、生保の受給者は増え続けているが、社会の関心は薄れている。
真偽不詳だけれど、こんな記事があったので、貼っておくね。

http://junkdata.hatenablog.com/entry/2016/08/21/010204


記事を読むまで、すっかり被告の名前を忘れていたよ。被告はよく自分のことを分かっている。そして分かったからといってどうにもならないことも自覚している。罪を認めるが、反省も謝罪もしない。正論家が被告を在日や帰化人にしたかったけれど、彼は日本人で、臨床心理士が的外れな推察をしていたこと、自分が社会に責任転嫁して心の平衡を保つ精神的勝利法が、愛国での精神的勝利法と同じであること。これが本物だったとしたら、面白すぎる。そして自分にあてはまる場所が無いか考えて怖くなる。自分がどちらに転がるか?
辛い体験をすれば優しく慣れるなんてことはない。何か心の支えとなるものがあればよいが、それさえも奪っておいて、人に優しくなれと図々しく言うことはできない。被告を批判するのは簡単だけれど、何の意味もあるまい。「弱者を狙うな」という声には答えて強者を相手にしているのに、今度は「妬むな」だから笑える。
何だろね。この問題を見ているに、日本のその他の問題も、絶対に解決しないと思えてくるよ。社会に蔓延る正義の攻撃が、何にも出来ないようにしている。

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